「じゃ、じゃあお願いします……」
結局良いフォローが思い浮かばず、翔はそう答えてしまう。そう答えてしまってからすぐに後悔した。自分の体の熱はかなり高まりつつある。
こうなったらもう自棄だ。意地でも耐えてやる。
怪我の場所が背中で良かった、と思いながら友人に背を向けて服を脱ぐ。変な素振りにならないように細心の注意を払いながら。
こういう時はあれだ、精神集中、心頭滅却すれば火もまたすずしというあれだ。そう心の中で呟きながら枕を思い切り抱き締めた。
「何だ、そんなに痛いのか?」
克己の方は枕を抱いた翔の様子をそう解釈したようで、白い背に目をやる。ああ、確かにこれは痛い。青痣になっているものもあったり、皮が剥けているところもあったりで、惨状だった。
「ま、まぁな……」
背中の状態は翔には解からないが、取り合えずそう答えておいた。
しかし、背に冷たい感触を感じ、ぎくりと身を揺らしてしまう。声が上がりそうだったところでどうにか枕に噛み付いた。
尋常じゃない反応に、克己の方も驚いたようだ。
「痛かったのか」
「ちょ、ちょっとな……」
消毒薬を塗られてだけで腰が立たなくなってしまった。それに気付かれないように答えた声も若干掠れている。
それを誤魔化すために枕を抱えなおしたのが悪かった。どうやら克己には痛みを堪えているように見えたらしい。
「……もしかして、骨にヒビ入っているんじゃないか?」
熱くなりかけていた肌にひんやりとした手が触れ、何とも言えない感覚が走った。しかも、骨の状態を確かめるために友人は触れるだけでなく、圧してきたのだ。
「ぅひゃ……」
勿論、骨に異常があるわけでもないので、痛みではなく、これはもしかしなくとも快感というのだろうか。とにかく、限界だった。
うっかり達してしまいそうだったのをどうにか堪えたけれど、体が弾むのは止められない。
どうしよう、ちょっと気持ちが良い。
「……翔?」
「え……あ……」
しかし、熱で浮かされていた頭が克己の声で鮮明になる。とうとう自分で体を支えていられなくなり、克己の肩に頭を持たれていたことにも今気付く。
間近にある友人の驚いた顔に、血の気が下がる思いだった。これでは、まるで友人の手当てに反応した変態みたいじゃないか。
「ち、違……!おれ、違うから!違うんだ、あの、チョコ!チョコ喰ったら何か変な感じして、それで俺……ごめ……」
情けなさ過ぎて、泣けてくる。
じわりと目の端が熱くなり始め、鼻を啜ると、克己の方も硬直からようやく解かれたらしく、慌てて翔の頭に手を置いた。
「いや、泣くな……俺はいまいち状況が理解出来ないんだが……そのチョコは、誰から貰ったんだ?」
「……ひととせせんぱい」
「一登瀬?」
その名を聞いて克己は眉間に皺を寄せた。一登瀬の背後に高遠や他の生徒会の面子が脳裡を過ぎる。まさかとは思うが。
「で、状況は」
まるで訓練中のような口調で克己は聞いてくるが、状況は最悪としか言いようが無かった。何が最悪だって、克己にそれを説明しないといけない状況が最悪だ。
「……体、あっちぃです」
どうにかそれだけ言い切り、一息つく。
「媚薬か」
克己が察しの良い人間で本当に良かった。
「どぅしよう……」
もう自分では最善の手が思い浮かばないので、頭の良い友人に答えをゆだねた。が、克己の答えは期待していたものと、多分違っていた。
「仕方ない。誰か呼ぼう」
へ?
ため息を吐きながら克己が言った言葉に翔は一瞬熱を忘れる。
「ちょ、ま……だ、誰かって、誰だっ!?」
「誰かは誰かだ。ヨシワラの適当な女でも呼ぶ。まぁ、良い機会だから抱いておくのも良いんじゃないか」
克己の方は本当にその誰かを呼ぶつもりらしく、パソコンを立ち上げている。
って、ちょっと待て!
「お、俺そんな金ない……!」
「……俺が払っといてやる」
自分より成績がずっといい克己なら、一晩遊べる程度の給料はもらえているだろうが、金銭的な問題でもなかった。
「や、嫌だ……!嫌だっ!女の人は、駄目……」
慌てて克己を止めようとした、その時だ。
「……何だ……珍しいな。女性全員出張中だと?」
どうやら、開いている女性はいなかったらしい。克己は不思議そうだったが、翔は納得していた。そうだ、今日はバレンタインなんだ。負け組の金のある男が彼女達を呼んで寂しさをまぎらわしていても不思議ではない。
ひとまず、安心した。
「なら、男で良い……」
ふらふらと立ち上がり、克己からマウスを奪って居残り組みの男を適当に一人クリックした。男が男を呼ぶ場合は割と安い。この位の値段なら自分でも払えそうだ。今月は苦しくなりそうだが。
「な……おい、翔、何で男……!」
止める間もなく翔自身がさっさと男を選んでしまったことに克己は唖然とする。
「え?あー……だって男の方が楽だし?つーか、好きでもない子普通抱けないだろ、抱きたくもないし」
「随分と理性的だな……」
「ま、中学ん時普通にあったし、先輩とかと……そのノリなら、何とか」
自分はそんな目に合った事はなかったが、友人の中には上級生にそういった行為を教えられたというヤツもいた。そのノリなら耐えられるかと思っただけだ。
女の子を組み敷くよりは、ずっと良い。脳裡に過ぎるのは姉の苦しげな顔だった。あの男と同じ事を自分が他の女性にやる?冗談じゃない。それなら男に抱かれた方がマシだ。
ベッドに戻り、寝転がる。もう動きたくなかった。さっきの行動で全部の力を使い果たしてしまったような気がする。
もう下半身どころじゃない。全身が熱かった。
「翔、」
克己の言葉を遮るように高らかに部屋のベルが鳴り響く。邪魔をされたことに克己も苛立ちを覚えつつ、扉を開けた。
「ヨシワラから来ましたー……え、もしかして甲賀さんか?」
扉の向こうには黒髪で体格の良い、年の頃は20前後の設定になっているだろう青年が一人、克己の顔をしげしげと見つめ、瞬間嫌そうな顔になる。それに克己も眉間を寄せた。
「俺が甲賀だ」
「……そんな顔してそういう趣味か?それなりの覚悟してたが、俺は君を抱く度胸ないな。仕事だからしょうがないけどな……ん?あ、もしかして俺が抱かれる側」
正直この男をこの部屋に上げるのは心底嫌だったが、克己は仕方なく男を上げた。
「お前を呼んだのは俺じゃない」
「はぁ?じゃあ、誰が……っと」
男はそこでようやくベッドの上で撃沈している少年に気付き、足を止める。翔も部屋に感じたことの無い人の気配を感じたらしく、うっすら目を開けた。
「お。可愛い」
正直な感想を口にしただけだろうが、どことなく浮ついた男の一言に克己は苛立ちを覚えた。が、しょうがない。
「媚薬を誤って飲んだ。どうにか……」
「何だ、これはちょっと役得かも。初めまして、ヨシワラのアキトでーす。君の名前は?」
人の話を聞かない男に更に苛立ちが募る。
翔も突然見知らぬ顔が近寄ってきたのには、少々警戒したが、それでも返事はした。
「……かける」
「そっか、カケルくんね。男女共に経験無し?そっか、分かった。じゃあ早速……」
男の方は、普段女性相手が多いので男に呼び出された事は不服だったが、目の前にいる少年が下手な女性より可愛いので上機嫌だ。そっと頬に触れるとビクリと初々しい反応を返してくれるもの楽しい。
普段は自分からしないキスでもしようかと、顔を近づけた時、後頭部に激痛が走った。
「イッテ!!ちょ、何!!」
振り返ると先ほど睨み合ったこの部屋のもう一人の住人が物凄い目で睨みつけていた。
「余計な事はしなくていい。さっさと済ませろ」
「余計な事って……。あのねぇ、おにーさんなんか勘違いしてるみたいだけど、俺達は別に性欲だけ治めるために来てんじゃないの。買ってくれた人と擬似恋愛を楽しんで、相手の心癒すのも俺達の仕事なの。だから俺は、今カケルくんの恋人なわけ、分かる?」
「物は言いようだな」
「何かムカつくな、君……」
何を言い争っているんだろう。
翔はぼんやりと目を開けて、目の前の状況を把握しようとしていた。体は相変わらず熱い。ちらりとすぐ近くにいる男を見上げると、彼も自分の視線に気付いたのか柔らかく微笑んだ。
「この子はこんなに可愛いのにー」
「ぅあ……!」
いきなり首元を舐め上げられ、薬のおかげで甘さも含まれているものの、怯えの色の方が濃かった。一度覚えた恐怖はそう簡単に払拭出来るものでもない。
もしかして、早まった?
「やめ……」
「大丈夫、初めは皆怖いもんだから。そのうち気持ち良くなる」
いや、それは絶対嘘だ。
嗅ぎなれない香水の匂いと知らない人間の手が体中を包み込み、感じるのは恐怖だけだった。ただでさえ滅多に感じない体の熱に恐怖を覚えているのに、追い討ちをかけてしまったようだ。
普段ならば、恐らくはここまで恐怖は感じない。いつもなら体の自由が利き、相手を殴り飛ばす事も可能だ。
「てなわけで、君はさっさとどこか行ってくれない?まさか、友達のこんな姿見る気ないから俺呼んだんでしょ?」
男の声に目を上げると、不機嫌そうな克己がそこにいる。何か怒っているのか。そうだろう、こんな情けない姿を見せられて、不快にならないわけもない。軽蔑もされたかもしれない。
え、もしかして嫌われた?
じぃっと友人を見つめていると、彼は小さくため息を吐いて、一言。
「……頼む」
いや、頼むな!
「待っ……克、待て!」
確かに友達に変なところを見せるのも嫌だが、この男と二人っきりにされるのは嫌だ。それに、なんだろう。
男を押しのけて身を起こし、克己の手を掴んだ。ひんやりとした感触が気持ち良い。それほどに体の熱が上がってきているということなのか、それとも。
「……っ行くな!」
どうした、俺。
心の中で今の自分の行動に突っ込みを入れていた。何かこの展開おかしくないか?とも思う。そうは思うが、でも
「あの人、怖ぇ……」
知らない人間の体温の気持ち悪さを訴えて彼の後ろに隠れると、予想外の一言だったのか、男がぎょっとしたのが分かった。
「え、何で俺!?」
彼としてはただ仕事をこなそうとしていただけなのだろうが、呼んだのも自分だが、やっぱりというか何と言うか無理だった。
その怯えように男も何か察したのか、肩を竦めて立ち上がる。
「わかりました、帰ります。無理矢理は趣味じゃないからねー。ったく、来て3分で追い出されるとか最高記録だし」
ブツブツ呟きながら男は目を上げ、無表情でそこに立っている克己を視界に入れ、笑う。このやり場の無い憤りを少しでも甲斐性しようというつもりで口を開いた。
「じゃ、甲賀さんが何とかしてあげてくださいよ、ね?」
その一言に反応したのは翔の方だった。
克己が何とかしてくれるのだろうか、本当に?
男が出て行った後は再び二人きりになり、静寂が耳に痛い。いや、実際は静寂ではなかった。自分の心臓の音と、荒い息遣いが僅かに聞こえる。
「克己……俺」
何か無性に泣きたくなってきた。しかし、泣く前に言う事は言わなければ。
「……俺、克己が、良い」
「何……?」
「悪い。変なこと言ってるのは、分かってる。でも俺は克己が良い」
あの安っぽい香水よりずっと安心出来る匂いに縋り、翔は目を閉じた。
「克己に、して欲しい……な」
く。
脳の奥から響いてくる痛みに翔は小さく呻いた。
「何だこれ、頭イッテェ……」
なった事は無いが、二日酔いというのはこんな感じなのだろか。ガンガンと脳を直接棒か何かで叩かれているような痛みに顔を上げると、ベッドサイドにルームメイトが座っていた。
「……克己?」
「起きたのか」
彼は痛む頭を撫でてくれたが、状況が理解出来ない。自分はベッドで毛布に包まれているのだが、何故彼は起きているんだろう。しかも自分のベッドに寄りかかって。
「……今、何時?」
「2時くらいだな」
「何で、克己起きてんだ?」
普通なら就寝している時間のはずだ。早く寝ないと明日の授業に支障が出るのに。
「……そうか。まぁ、そうだろうな」
こちらの問いに克己は何かを納得したらしいが、翔は納得出来ない。
「何だよ。つか、俺いつの間に寝て……チョコ食べて……ん?克己もいつの間に帰って」
「頭痛いんだろう、考えこむともっと痛くなるぞ」
「ぶふっ」
顔まで布団をかけられ、翔は息苦しさに喘いだ。が、克己の方は何だか妙に上機嫌な気がする。
「……何か、克己機嫌良いな?」
「そうか?気のせいじゃないか」
「良い事あったんなら、良かったな。でも早く寝ろよ?」
「ああ、そうする」
最後にくしゃりと翔の頭を撫でて、克己は自分のベッドへと帰って行った。電気も消され、部屋は真っ暗になる。
静かになった部屋に、翔は一人安堵し、そしてすぐに心の中で叫んでいた。
うぉおおお!良かった!普通に接する事が出来た!!
頭の痛みはすぐに消え、その代わりにあの記憶が戻ってきた。自分以外の体温を感じ、精を吐き出したあの瞬間も生々しいくらいに思い出せた。
克己には謝っても謝り足りないのだろうが、その勇気がなくて思わず忘れた振りをしてしまったのだが、彼も深くは突っ込んでこなかった。
……でも、普段どおりに接してもらえて、良かった。
それは安堵すべき点だが、しかし、明日からどうしよう。まともに顔を見れるだろうか。いや、でも忘れた振りしたのだから、変な態度を取ることも出来ない。
いや、でも深く考えすぎなのかもしれない。友人同士で抜き合うというのは彼女がいない身ならばよくあることだと聞く。中学の友人達もAV観賞会などを開いて誰が早い誰が遅いなんて話を笑いながら言っていた。
……俺、確実に早い方だな。
そんな予想にまた凹み、今夜は枕を涙で濡らしてしまいそうだった。
まぁ、男子の中で抱かれても良い男TOP5には入っているらしい克己にお手合わせして貰えたのだから、名誉だとでも思っておこうか。
でも早かったのは多分克己の所為だ。色んなところ触るあいつが悪い……いや、これ以上はドツボにはまるから考えないでおこう。何か、「あん」とか「うっふん」とかに近い変な声を上げさせられたのも克己の所為だ。そんなところ触るなと何度も言った。
感謝はしている。でも、ホワイトデーで仕返ししてやろう。でないと自分の男の威厳が損なわれたままで終わりそうだった。
次の日、矢吹いずるは欠伸を噛み締めながら食堂に来た。いつもと変わらない朝なのだが、食堂の端に見覚えのある顔が一人、新聞を眺めているのを発見する。
「日向、早いな。甲賀は?」
いずるが手を振りながら彼に近寄ると、翔は笑顔で迎えてくれた。
「部屋でニュース見てる」
「そう。俺も何か飲もう」
克己の手近に熱いお茶が入ったカップがあるのを見つけ、正紀は視線を彷徨わせた。朝のコーヒーやお茶の類は無料で配られているのだが、先着順だ。
「……矢吹」
「ん?」
席を立とうというところで、翔に呼び止められた。仄かの彼の顔が紅いのは多分気のせいじゃない。
「どした、日向?」
「あのさ、矢吹はしたことあるか、篠田と……」
その先がなかなか言えず、翔は眉を上げたり下げたり顔を上げたり下げたりとしていたが、意を決したように声を出した。
「そ、その……触り合い……みたいなこと」
「ん?あるけどー……」
それこそ、覚えたての子供の頃の話だが。あの頃はその意味も知らずに面白がって遊び感覚でやっていたような気がする。けれど、どう解釈したのか翔は顔を輝かせた。
「そっか!」
「何、甲賀に触られた?」
「ゴフッ」
お茶を飲もうとしていたところでいずるにそう言われ、翔は思い切り咽た。そんな反応をしては肯定しているようなものだというのに。
「そうか。甲賀巧そうだし、良かったな」
「い、いや……良かったのか?よく解からないけど」
「気持ち良かったんじゃないのか?」
「そっちの意味に流すな!」
いや、確かに気持ち良かったけど。
濡れた唇を拭い、翔はため息を吐いた。
「でも、何かその、俺……ばっかで」
「甲賀に良い思いさせてやれなかったのか」
何でこういう下ネタ系は察しが良いのだろう、彼は。思わず物言いに詰まると、いずるがにやりと笑う。
「いーこと教えてあげようか?日向」
その満面の笑みの裏に、悪魔が隠れていることを、翔はまだ知らずにいた。
今日も大したニュースはなかったな。
克己は欠伸をしながら翔が待つ食堂に向かった。世界の情勢より自分の身の回りの方が大きく動いたような気がする。いや、大きく動いたというのは少し言い過ぎかも知れない。彼は昨日の事を忘れているようだった。その事には少し安心したが、矢張り少し残念だ。
けれど、嫌がらずに自分に体を任せてくれた辺り、少し位脈有りだと思っても良いだろう?
可愛かった。ああ、幸せだった。
ぐ、と拳を握りかけたその横を、小さな風が通り過ぎていった。それが翔だと気付くのにはそう時間もかからなかった。
「翔?おい」
翔の方も克己に気付いたようで足を止めたが、克己の顔を認め、顔を哀しげに歪ませてすぐにまた駆け出した。
「ごめんなさい俺そんなこと出来ねぇぇぇ!!」
「は!?」
訳の解からない事を言い残して。
「何……?」
「あれ、何だ甲賀来たのか」
そして、背中のほうから聞こえた声に何だかとても嫌な予感がした。
「……矢吹?」
何で彼がここにいるのだろう。いつもなら弓道場で朝練をしているような時間帯ではないか。そんな疑問と嫌な予感に眉間を寄せると、彼はあっさり言い放った。しかも、笑顔で。
「いや、日向がどうすれば甲賀にも良い思いさせられるかっていうから、一般論として咥えれば?って言ったんだけど」
殺意で人を殺せなくて良かったと思う。流石に矢吹家の次期当主を殺すことは出来ないからだが、でも出来るなら殴りたい。
「矢吹」
「なんだい、甲賀くん」
「お前、取り合えずもう一生翔と口をきくな」
矢吹・篠田のペアはロクな事を話さない。前から気付いていたが、まさかここまでだとは思わなかった。しかし、いずるは肩を竦めて
「そんなことして、気にするのは日向だと思うけどな?」
友達を大事にする翔は恐らくそんなことになったらいずるを気にかける。
ああ、本当に殴りたい。
「咥えてもらえるといいな、甲賀」
「ああ、全くだ。さっき完全拒否されたがな」
お終い
フラグクラッシャーいずるED(ぇ)
克己にして欲しいと言わせたかったが為に無駄な人を出してしまったような。でも気にしない!
肝心なところすっ飛ばしてすいませんです。
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