本上夕喜を発見。

 あぁ?何アンタ。胸ばっかでっかくて無駄な脂肪ついちゃってるね。ハァ?甲賀さんの事?何でこの僕がアンタ何かにそんな事話さないといけないわけ?ははーん、アンタ甲賀さんのこと狙ってんだ。
 ダメダメ。あの人は僕のだもの。僕ほどの容姿を持たないとあの人は揺らがないよ。
 は?不快?奇遇だね、僕もだよ。
 え?日向翔のこと知ってるかって?あぁ、アレも大分不快な人間だね。僕の甲賀さんにベタベタベタベタ!!
 しかもルームメイトだなんて……別に羨ましいわけじゃないけど疎ましいよね。
 でも良いんだ、甲賀さんは優しいから嫌なのに嫌だって言えないんだよ。きっと、日向に何か脅されてるんだ。


「な、克己……その事バラされたくなかったら俺を抱いてよ」
「翔、俺はお前がそんなヤツだとは思わなかったぞ……」
「今更気付いても遅い。ほら、良いのか?本上がどうなっても……知らないぞ?」
「……わかった、本上には手を出すな」


 なんて感じなんだよ!
くうぁぁあぁぁぁ!可哀想に、僕が必ず助けてあげるよ、甲賀さん!!日向は滅殺!
 そういえば、バレンタインだね……フフ、チョコレートプレイなんてどうかな……。僕の白い肌に苺のチョコレートを溶かしたやつなんて、最高に映えると思わない?ああ、君の肌はイマイチくすんでるからそんな事出来ないだろうけど。
 ……そうだ、日向に大量のチョコレートを食わせて太らせるというのもいいかもね。アイツ僕よりウェスト3センチも無いんだよ……は?自分は上から87・59・86のナイスバディだって?聞いてない事ベラベラ喋る女はやかましいね。
 彼女?そんなのいるわけないだろ。甲賀さんは僕のものなんだから!
 日向の事なら木戸にでも聞けば?ついでにアイツに伝えといてよ、さっさと日向落とせって。
 甲賀さんの事?ライバルに話すようなことなんて何もないよ。じゃあね。

木戸に聞く。